容器用抗菌・抗カビシート

イオンピュアセパレートシート(ISS)とは?

最近、清涼飲料、ドリンク飲料等の多種多様化に伴い、容器の汚染を防ぐ、より衛生的な管理の要求が高まっています。ガラスびん、プラスチックボトル等の容器は、一般にバルク包装により輸送されますが、この時容器の口天と直接接触するセパレートシートに抗菌・抗カビ性を持たせることにより、容器の衛生管理をより一層充実させることができます。ISSは、セパレートシート表面のクラフト紙上に、無機系抗菌・抗カビ剤「イオンピュア」微粉末を特殊バインダーでコーティングした、抗菌・抗カビセパレートシートです。

特長

  • 耐熱カビ(ネオサルトリア、ビソクラミス)に殺カビ効果を発揮するのは、 イオンピュアセパレートシートだけです。
  • 優れたイオンピュア保持力と抗カビ性は、繰り返し、実用試験によっても実証されています。
  • セパレートシートに必要な物性は、一般シートとほぼ同じレベルの値を維持しています。

特性と数値データ

抗カビ性
ISSの耐熱カビ増殖抑制試験結果
試料 保存7日後の検体1枚当りの生菌数
n1 n2 Av 殺カビ率
ISS 5×102 8×102 6×102 99.9 %
一般シート 8×105 5×106 1×105 -
びんの輸送用バルク・外観
試験菌株

SIAAマークとは、抗菌製品技術協議会の「安全性と抗菌性能などのガイドライン」に沿って品質管理された製品に表示されるマークであり、情報公開されています。

試験条件

ネオサルトリアの菌液を検体(約50mm×50mm)に1枚当りの胞子が約105となるように接種した後、温度25℃、相対湿度95%で保存し、保存開始時及び7日後の生菌数を測定した。

*測定は日本食品分析センターによる

実用試験

ISSを使用してバルク包装されたガラス壜 18P/Tを弊社東京工場~宮崎県顧客殿間で10回繰り返し輸送試験を行いました。ISSは回収の都度弊社工場でクリーニング処理(ブラッシング法)しました。

■イオンピュア付着量の変化

初期付着量を100とした時、9回繰り返し輸送試験でイオンピュアの付着量は表に示される通り、変化はありません。即ちイオンピュアの脱落はないため、設定通りの抗菌抗カビ力が期待できます。

N 0 1 3 5 7 9
Ave 1.9 2.0 1.9 1.9 1.9 1.8
Max 2.0 2.1 2.0 2.2 2.0 2.0
Min 1.8 1.8 1.7 1.7 1.7 1.7

数字:gr/m2 n=5

■ISS上の微生物試験

方法:Tween80入り減菌水で湿らせたガーゼで試料表面(110×130)を拭き取る。このガーゼを減菌水50mlで洗浄し、それを湯煎で65℃- 10分間保存する。0.45μmのメンブランフィルターで濾過し、メンブランフィルターをPDA培地に置く。25℃で1ヶ月間培養し繁殖程度を観察する。

結果:実用後のカビ数

一般カビ・個/枚 耐熱性カビ・個/枚
7回使用 9回使用 7回使用 9回使用
0 0 0 0
■壜内イオンピュア混入量
輸送回数 n 濃度(ppb)
1 20 <0.05
2 20 <0.05
7 20 <0.05
■シートの特性
バルク・積みつけ
項目 単位 ISS 一般品
触感 - ややザラツキ ザラツキなし
滑り角度 9.1 12.5
滑り重量 kg 0.9 1.1
びん加傷性 - なし なし
振動剥離試験 - 剥離なし -

現状と今後

  • ガラスびん、ペットボトルのセパレートシートに採用されています。
  • セパレートシートに必要な物性は、一般シートとほぼ同じレベルの値を維持しています。