資料館/石塚硝子　バーチャルタウン

前述のような複雑な工程での作業となりましたが、材料調合の微妙な割合や温度調整など、すべて手探りで進められました。粉合わせの最中にフライパンに穴があいてしまったり、真っ黒なガラスになってしまったりと、何度となく失敗を重ねた末、平成21年3月、ついに再現に成功しました。
また、3年以上にわたる再現実験から、可児市周辺のチャート岩石がガラスの原料として優れているという結果も得られました。
当時と同じ原料・製法にこだわることにより、岩三郎がガラスと出会い、苦労の末、製品を完成した時の感動が、ガラスを通して伝わり、再現プロジェクトの原動力となったそうです。びいどろ再現の作業風景
「土田のびいどろ再現プロジェクト」によって完成された金魚玉
わくわく体験館のメンバーの皆さんの3年にわたる汗と涙の結晶です。
●石塚硝子本社岩倉工場のショールームに展示中