石塚硝子 バーチャルタウン

資料館

石塚硝子の歩み
8. 岩倉工場誕生

昭和33年(1958年)の後半から、日本経済は好転のきざしを見せはじめ、硝子業界にも、徐々にですが、明るい日ざしが差しはじめました。そして、このあとに続く高度経済成長期が、石塚硝子にとっては一大転換期となりました。

ガラス製品の多角化が当社の長年の夢でした。壜は受注生産であり、容器使用のメーカーから受身で作るもので、直接一般消費者を対象にはしていません。それに比べ、食器は自主的且つ積極的に生産するものであり、市場の動きを正確につかんでいないと失敗もありますが、自らの努力で拡販していくことができます。

ここにガラス食器専門工場の建設計画が具体化しました。工場用地を探している最中、岩倉町から名古屋商工会議所に工場誘致斡旋依頼の申し出があり、検討の結果、昭和35年(1960年)8月27日に総面積21,400坪の用地買収が完了し、昭和36年(1961年)3月より新工場建設が始まりました。
工場建設中には縄文時代中期の土器片が見つかりました。(この「ノンベ遺跡」については『わが町「岩倉」』でご紹介しています)
そして昭和36年(1961年)9月8日、岩倉食器工場に火が入り、生産が開始されました。その後、昭和38年(1963年)1月、岩倉びん工場も新設稼動しました。

これが現在の本社岩倉工場誕生の歴史です。 岩倉食器工場火入れ式 昭和36年9月岩倉食器工場火入れ式 昭和36年9月 印刷工場作業開始 昭和36年印刷工場作業開始 昭和36年

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