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無機系抗菌剤「イオンピュア」

ラインアップ

化粧品防腐用抗菌剤

化粧品防腐用抗菌剤

抗菌剤「イオンピュア」は「パラベンフリー」で化粧品の品質を保つことができます。

水溶性塗料用抗菌剤

水溶性塗料用抗菌剤

抗菌剤「イオンピュア」は低い添加率で効果が得られます。

砂場用抗菌剤

砂場用抗菌剤

抗菌剤「イオンピュア」は500℃までの耐熱性、低添加で効果があり、高い安全性を示します。


セパレートシート

抗菌・抗カビシート

セパレートシートに抗菌・抗カビ生を持たせることで衛生管理が向上します。

無機系抗菌剤「イオンピュア」はさまざまな分野にあわせて、「粉末、マスターバッチ」と形状をお選びいただくことも可能です。

分野 応用例
日用品 まな板、ディスポ手袋、ボール、水切りかご、三角コーナー、包丁の柄、おたまの柄、箸、食器、トレー、保存容器、弁当箱、箸入れ、ダスター、風呂椅子、洗面器、手桶、スノコ、石鹸入れ、シャンプー立て、歯ブラシ立て、歯ブラシ、ラップフィルム、水筒、緊急用水容器、便座、ヘアブラシ、櫛
家電製品 冷蔵庫、食器洗浄機、食器乾燥機、携帯電話、成水器、アイロン、炊飯器
自動車部材 アームレスト、インパネ、シフトノブ、スイッチ類、キー、インナードアハンドル、アシストグリップ
繊維 靴下、パンスト、タイツ、インソール、水着、便座カバー、タオル、カーペット、枕
建材 壁紙、床材(Pタイル、フローリング)、マット、把手、人工大理石(キッチンカウンター、洗面化粧台、浴槽部材
医療 医療器具、床、カーテン、文房具、白衣、マスク
食品関連 コンベアベルト、床、 トレイ
その他 レンズキーパー、レンズホルダー、体重計、化粧品、スプレー、吊輪、カード、砂場用砂

形状や抗菌メカニズムの詳細は”抗菌剤「イオンピュア」の特長”をご覧ください。

イオンピュアの特長

無機系抗菌剤「イオンピュア」とは?

一般にガラスは、化学的耐久性に優れた材料で、網目構造を示すイオン群と修飾イオン群から構成され、網目構造が強固なため、化学的安定性の高い素材となっています。
無機系抗菌剤「イオンピュア」は、その網目構造の強さを組成によって調整し、その網目構造中に抗菌性を有する金属イオンを取り込み、その金属イオンが徐放することにより抗菌効果を発揮します。

抗菌剤「イオンピュア」の
電子顕微鏡写真

ケイ素系ガラスの構造

特長

  • 使用目的に応じて、抗菌・抗カビ効果、寿命を自由に設計することが可能です。
  • 抗菌剤「イオンピュア」は豊富なグレードで、あらゆる樹脂に対応することが可能です。
  • 低添加率で確かな効果を発揮するので、高いコストパフォーマンスを持っています。
  • 抗菌剤「イオンピュア」はPP、PC、ABS、AS等透明樹脂に添加しても、透明感が維持できます。
  • 添加による樹脂特性の劣化がほとんどありません。
  • 抗菌剤「イオンピュア」は非常に高い安全性を有します。化粧品(米国製)に使用されているのはイオンピュアだけです。

抗菌メカニズム

水分が存在すると、抗菌剤「イオンピュア」は銀イオンを極く少量ずつ徐放します。銀イオンはプラスに帯電しており、このイオンがマイナスに帯電している細菌の表面に引き寄せられます。すると、細菌の表面の電気的バランスが崩れ、細胞膜が破れた細菌は死滅していきます。
さらに、銀イオンは細菌内に到達し細菌内の酵素の-SH基と反応・結合し、酵素活性を失わせます。また細菌のDNAとも反応し、その機能を失わせ繁殖力を低下させます。

特性と数値データ

抗菌効果

抗菌剤「イオンピュア」は、樹脂や繊維に練り込んだり、 塗布(コーティング又はディッピング)する事が可能です。

実施例:抗菌剤「イオンピュア」0.1%添加PP樹脂
【A】インジェクション用途
試験菌:大腸菌
試料 生菌数 Log Log(ブランク)
-Log(試料)
開始時 24 時間後
抗菌剤
「イオンピュア」
添加品
1×105 <1×102 <2.0 >5.7
ブランク 1×105 5×107 7.7 -

Note 1) 試験法: JIS Z 2801に準拠

試験菌:黄色ブドウ球菌
試料 生菌数 Log Log(ブランク)
-Log(試料)
開始時 24 時間後
抗菌剤
「イオンピュア」
添加品
1×105 <1×102 <2.0 >4.7
ブランク 1×105 6×106 6.7 -
【B】繊維用途
試験菌:黄色ブドウ球菌
試料 生菌数 Log Log(ブランク) -Log(試料)
開始時 18時間後
抗菌剤「イオンピュア」 0.3%練り込み PP繊維 8×105 1×102 2.0 4.6
ブランク 8×105 4×106 6.6 -
試料 生菌数 Log Log(ブランク) -Log(試料)
開始時 18時間後
抗菌剤「イオンピュア」 0.5%練り込み PP繊維 3×104 <1×102 <2.0 >5.0
ブランク 3×104 1×107 7.0 -

Note 1) 試験菌:黄色ブドウ球菌 IFO12732 Note 2)試験法: JIS L 1902に準拠

耐久性

抗菌剤「イオンピュア」含有繊維は洗濯後も抗菌効果を維持します。

イオンピュア含有PP 繊維の洗濯劣化試験
試料 生菌数 Log Log(ブランク)
-Log(試料)
開始時 18 時間後
抗菌剤
「イオンピュア」
含有PP繊維
(未洗濯)
3×104 <2×102 <2.3 >4.7
抗菌剤
「イオンピュア」
含有PP繊維
(50回洗濯後)
3×104 <2×102 <2.3 >4.7
ブランク 3×104 1×107 7.0 -

Note 1) 試験菌:黄色ブドウ球菌 IFO 12732
Note 2) 試験方法:JIS L 1902に準拠

イオンピュア含有PET 繊維の洗濯劣化試験
試料 生菌数 Log Log(ブランク)
-Log(試料)
開始時 24 時間後
抗菌剤
「イオンピュア」
含有PET繊維
(未洗濯)
3×104 <2×102 2.3 >5
抗菌剤
「イオンピュア」
含有PET繊維
(50回洗濯後)
3×104 <4×102 2.6 4.7
ブランク 3×104 2×107 7.3 -

耐熱性

抗菌剤「イオンピュア」は無機素材であるため、500℃までは性能低下がありません。すべての樹脂での練り込み成形に使用できます。また耐熱容器などにも応用できます。

耐変色性

抗菌剤「イオンピュア」は抗菌効果のある金属イオンの徐放速度をコントロールすることが可能な為、練り込み変色、経時変色を最小限に止めます。

効果寿命

ガラス組成と抗菌性を有する金属イオンの組み合わせにより、効果寿命が自由に設計できるのは抗菌剤「イオンピュア」だけです。

イオンピュア練り込み不飽和ポリエステルプレート(加促試験後)
試料 生菌数 Log Log(ブランク) -Log(試料)
開始時 24 時間後
抗菌剤「イオンピュア」含有UPプレート(500時間煮沸後) 1×105 1×104 4 3
抗菌剤「イオンピュア」含有UPプレート(1,000時間煮沸後) 1×105 3×104 4.4 2.6
ブランク 1×105 1×107 7.0 -

Note 1) 試験菌:大腸菌IFO 3972 Note 2) 試験方法: JIS Z 2801に準拠

樹脂特性

PP, PVC, PC, ABS, PS等の樹脂の透明グレードに無機系抗菌剤を添加すると一般的ににごりを生じます。抗菌剤「イオンピュア」は基材がガラスであることから、屈折率をコントロールすることで、透明樹脂の透明性を維持する事が可能です。

試料 生菌数 Log Log(ブランク) -Log(試料)
開始時 24 時間後
抗菌剤「イオンピュア」0.15%添加GP-PS 2×105 <1×102 <2.0 >5.0
ブランク 2×105 1×107 7.0 -

Note 1)試験菌:大腸菌 IFO 3972 Note 2)試験方法: JIS Z 2801に準拠

樹脂特性

抗菌剤「イオンピュア」は樹脂特性を保持します。

PC樹脂の強度劣化試験結果
試験項目 試験方法 試料名
PC ナチュラル PC ナチュラル +イオンピュア0.5%
引張り強さ クロスヘッドスピード 50mm/min ASTM D-638
(kg/cm2)
屈伏点強度 642 639
破断点強度 746 662
曲げ強さ クロスベッドスピード 3mm/min ASTM D-790(kg/cm2) 924 931
衝撃強さ ASTM D-256(kg・cm/cm2) 82.60 83.86
熱変形温度 荷量18.5kg ASTM D-648 (oC.) 132.4 132.8

安全性

抗菌剤「イオンピュア」はグレード毎に種々の安全性データを取得しています。以下にその一例を示します。

  • 急性経口毒性試験
    マウスにおいて 5000mg/kg(または2000mg/kg) を単回投与したところ、異常や死亡例は認められなかった。
  • 皮膚一次刺激性試験
    OECD化学物質毒性試験方針(1981年)の方法で、ウサギに何ら刺激反応は認められなかった。
  • 変異原性試験
    労働省告示第77号(昭和63年9月1日)の方法で、溶媒対照に比べ復帰変異コロニー数の増加は認められず、突然変異誘起性は陰性であった。
  • 皮膚感作性試験
    モルモットを用いてMaximization法により試験し、皮膚感作性はないものと判定された。
  • コロニー形成阻害試験
    「医療用具及び医療用材料の基礎的な生物学試験のガイドライン」(平成7年薬機第99号)に準拠し、試験を行った結果、50%コロニー形成阻害濃度(IC50)は0.51mg/mlであった。

上記以外にもグレードによって眼刺激性、光毒性、リピートインサルトパッチテスト等のデータを有し、加工品においても人によるパッチテスト、食品衛生法による器具または容器包装の規格試験などで良好な結果を得ています。

登録認可情報

米国

  • EPA(米国環境保護庁)登録取得済

    EPA(米国環境保護庁:Environmental Protection Agency)は、アメリカ合衆国の行政組織で、市民の健康保護と自然環境の保護を目的とします。
    抗菌剤の登録はFIFRA(連邦殺虫剤抗菌剤殺鼠剤法:The Federal Insecticide,Fungicide,and Rodenticide Act)に基づいて行われます。
    抗菌剤『イオンピュア』は、食品接触、飲料水接触、非食品接触用途への抗菌剤として使用できます。

    <例>まな板、タッパーウェア、人工大理石キッチンカウンター、飲料水フィルター、製氷器等

    食品接触&水接触
    • Ionpure WPA (73148-1)
    • Ionpure IPL (73148-3)
    非食品接触用途
    • Ionpure ZAF (73148-2)
    • Ionpure IZA (73148-5)
    • Ionpure ZAF HS (73148-6)
    • Ionpure ZAF MS (73148-7)
    • Ionpure IPI (73148-8)
  • FDA(米国食品医薬品局)登録取得済

    FDA(米国食品医薬品局:Food and Drug Administration)は、食料品、医薬品の認可をし、安全を確保します。
    抗菌剤『イオンピュア』は、米国で使用されるすべての食品包材の樹脂への添加が可能です。

    <例>食品包装用途、トレー、ラップ、ボトル等

    • FCN No. 000432 Ionpure IPL
    • FCN No. 000433 Ionpure WPA
    • FCN No. 000476 Ionpure IZA
  • NSF(全米衛生公衆財団)登録取得済

    NSF(全米公衆衛生財団:National Sanitation Foundation)は、公衆衛生や環境問題に関連した製品に対して厳しい審査基準を設け、安全性や性能についての適合性試験を実施しています。抗菌剤『イオンピュア』は、NSFにてANSI/NSF Standard51に登録されており、食品接触用途機器へ使用が可能です。

    <例>食器洗浄機、自動製氷機、冷蔵庫内製氷タンク、キッチン用品、ベルトコンベアー等

    NSF Standard 51
    • Ionpure WPA
    • Ionpure IPL
    • Ionpure IZA

欧州

  • BPR(Biocidal Product Regulation)Regulation(EU)52812012 に対応済

    BPRは2013年9月1日以降施行された規制であり、全ての殺生物製品および製品に含有される活性物質は市場で上市される前に承認されねばなりません。
    抗菌剤「イオンピュア」は既に申請済みであり、EUの法規に直接対応を行っています。
    ⇒現在BPRの中で審査は継続されており、新しい情報を取得次第、随時更新します。

  • EFSA(欧州食品安全機関)

    EFSA(欧州食品安全機関:European Food Safety Authority)は、主に科学的リスクを評価する機関で、欧州委員会、EU理事会、欧州議会に帰属します。 抗菌剤『イオンピュア』は、食品接触用途への抗菌剤として使用できます。

    EFSA認可グレード
    • Ionpure IPL ( 86432 )
    • Ionpure WPA (86432-20)
    • Ionpure ZAF (86432-40)